創業152年の歴史を持つしょうゆ醸造所「ジョーキュウ」(福岡市中央区大名1)で5月12日より、「上久のれん市」が始まった。
10回目となる同イベントは、毎年行われる「合わせ味噌のすくいどり」や福袋の限定販売(1日30個)が有名で、今年も初日の12日は朝7時30分から客が並んでいたという。
同イベントでは、太宰府天満宮参道に店舗を構える「天山」(太宰府市)のしょうゆだんご実演販売も行われた。同店が「ジョーキュウ」のメーン商品である再仕込みしょうゆ「紫根」を仕入れていたことから生まれた企画だという。
「穀物の原料・資材の高騰により5月1日から値上げしてお客様には迷惑をかけてしまっていると思っていたが、福袋に開店前から並んでいただいたことには驚いた。しょうゆだんごの実演販売はしょうゆを使った料理を目で見て、香りで楽しんでもらえればと思い実施を決めた」(同社店舗責任者の福井さん)
合わせ味噌のすくいどりは500円(2キログラムまで)、福袋は1,000円。営業時間は9時~18時。5月17日まで。
特集「伝統を守り革新を続ける老舗しょうゆ醸造メーカー」(天神経済新聞)大名の老舗醤油味噌醸造元が期間限定セット品を販売(天神経済新聞)ジョーキュウ天山