イムズ(福岡市中央区天神1)5階で7月19日より、障害者のアート作品などを展示する「エイブルアート・カンパニー エキシビション08『COLORS』」が開催されている。
エイブルアート・カンパニーは、アート活動を行う障害者のビジネスサポートを行う組織で、たんぽぽの家(奈良県奈良市)が本部となり、エイブル・アート・ジャパン(東京都中野区)、NPO法人まる(福岡市南区)の3団体で昨年4月に設立した。
公募などで集まった20~60代までの障害を持つ32人がアーティストとして所属しており、各メンバーが所属する施設などで描いた個性豊かな作品を企業のノベルティーや広報誌の表紙などへ2次利用展開を行い、障害者アートのビジネス確立を目的に活動している。
同展は昨年、東京・代官山で第1回目が行われ、福岡での開催は初。昨年、3団体の1つ「まる」がイムズに期間限定ショップを単独で出店した際、1,300人を動員し、好評だったことから、今回の開催が決まったという。
会場では、メンバーが制作した平面絵画や書などの作品96点を展示しているほか、「デザインTシャツストア グラニフ」「Laundry」など7ブランドとコラボしたTシャツ(2,625円~7,800円)23種やポストカード、キーホルダーなどの雑貨180点を販売している。感性のまま、色彩豊かに描かれた作品やTシャツが来場者を魅了している。
まる代表理事の樋口龍二さんは「テーマ『COLORS』とはいろんな人、ブランド、色彩を楽しんでほしいとの思いから。障害者施設に埋もれているアート作品や才能を見つけ、今後もビジネスの域を広げていきたい」と意欲をみせる。
営業時間は10時~20時。今月27日まで。
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