商業施設「季離宮」(福岡市中央区今泉1)2階で12月16日、コケ盆栽と墨アートがコラボした企画展「お正月のしつらえ展」が始まった。
同展は、19歳の時に道端のコケに魅せられたことをきっかけに京都でコケを学び、現在はコケ盆栽の創作などを手がける24歳の島津拓哉さんと、建築空間の墨アートを中心に活動している古賀そうゆうさんの2人による企画展。
会場では、「正月」をテーマにした島津さんのコケ盆栽約50点、島津さんの作品を思い浮かべながら、同展のために制作したという古賀さんの作品約20点を展示。「コケの貼り方で表情が変わる点がコケ盆栽の面白いところ」という島津さんは今回、2種類のコケを使い分けて作品を制作。サンタの人形が飾られたクリスマスシーズン仕様のコケ盆栽などが並び、来場者の目を楽しませていた。
島津さんは「コケは枯れても再生する力があるため、1年中楽しめるもの。若い方にも盆栽を気軽に楽しんでほしい」と話す。
開催時11時~19時45分。今月20日まで。