天神で「福岡産業デザイン賞」企画展-大賞受賞の紙飛行機「トンビー」も

今年度のデザイン賞大賞を紙飛行機「トンビー」で受賞した紙飛行機デザイン工房の長松康男社長

今年度のデザイン賞大賞を紙飛行機「トンビー」で受賞した紙飛行機デザイン工房の長松康男社長

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 福岡県内企業が開発したデザイン性や機能に優れた商品を表彰する「福岡産業デザイン賞」の設立10周年を記念した企画展「九州・ブランドデザイン2009」が1月28日、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階交流ギャラリーで始まった。

 同賞は福岡県産業デザイン協議会と福岡県が、県内企業のデザイン力の強化、より良い商品の開発を目的とし1999年に設けた。県内企業が5年以内にデザインし、現在販売しているもの、または今年度販売予定のものが対象。「過去の大賞受賞商品はグッドデザイン賞を受賞したものもある」(同協議会の水口敬司会長)という。

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 会場には、今年度の受賞商品のほか、「九州のブランドデザイン」をテーマに過去の受賞商品など、58社の商品約100点が並ぶ。

 今年度のデザイン賞大賞を受賞したのは、紙飛行機デザイン工房(小郡市)が開発した紙飛行機「TONBY(トンビー)」。二等辺三角形をした紙を6回のみ折り目を入れて出来上がるもので、同社社長の長松康男さんが2006年に開発した。翌年10月に横浜アリーナで行われた韓国俳優のチュ・ジフンさんのファンイベントで3,000機を飛ばすという演出を初めて試みる。その後、舞台での特殊効果用として藤井フミヤさんのコンサート、結婚式、イベント、企業名を印刷した宣伝用などで利用された実績を持つ。

 長松さんが初めて紙飛行機を作ったのは幼稚園のころ。「読んだ冊子に付録として付いてきた紙飛行機と出会ったのが最初」。小学校では飛行機の関連本をすべて読破するなど、暇さえあれば紙とはさみで紙飛行機作りに没頭していたという。今まで数え切れないほどの紙飛行機を作ってきたが、「『トンビー』の開発は一瞬。ひらめきです」と長松さん。「視力が悪く断念したパイロットの夢が紙飛行機につながった」と話す。

 水口会長は「不景気の今こそ、各企業のデザイン力で消費者を楽しませながら商品開発につながれば」と話している。

 開催時間は10時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。今月31日には、長松さんによる「トンビー」などの工作教室も開く。開催時間は13時~、15時~、17時~で、材料費は500円。予約不要。2月2日まで。

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