日中韓の架け橋へ-福岡の企業で広州・釜山の学生が就業体験

福岡の企業で広州・釜山の学生が就業体験

福岡の企業で広州・釜山の学生が就業体験

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 福岡の企業で7月21日から8月4日までの15日間、中国・広州市、韓国・釜山広域市の日本語を学ぶ大学生を受け入れ、インターンシップ交流を行っている。主催は福岡市、福岡市姉妹都市委員会。

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 同事業は、企業での体験や市民との交流を通して、日中・日韓間の架け橋になる人材育成を目的に昨年より行っているもので、今年は中国・広州市内の大学生20人、韓国・釜山広域市内の大学生12人の計32人が参加している。

 受け入れた福岡の企業団体は地元メディア、ホテル、旅行会社など計21社。広州から広東外語外貿大学のワン・チャオユウさん、釜山から東義大学のパク・イラさんの2人を受け入れている天神エフエム(福岡市中央区今泉1)では就労体験初日の24日、担当者が企業の概要などを説明。緊張した面持ちでメモを取りながら担当者の話を聞く2人の姿が見られた。

 釜山のホテルでアルバイト経験のあるパクさんは「日本人観光客との接客の中で、本格的に日本語を学びたいと感じた」と日本語学科のある大学へ編入した。ワンさんは「日本語は新鮮で楽しく、勉強し始めて3年になる」という。2人は「この経験を生かして、将来は日本で働きたい」と意気込みを見せる。

 参加者らは各企業での交流のほか、熊本観光を行い、来月4日に帰国する予定。

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