「昔の元気を取り戻して」-天神で昭和30年代の福岡を写した写真展

ソラリアプラザ1階ゼファで昭和30年代の福岡の様子をとらえた写真展が開催

ソラリアプラザ1階ゼファで昭和30年代の福岡の様子をとらえた写真展が開催

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 ソラリアプラザ1階ゼファ(福岡市中央区天神2)で現在、昭和30年代の福岡の様子をとらえた写真展が開催されている。

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 プロボクサーなどを経て、29歳の時にカメラマンとしての活動を本格化し、現在は商業写真家として活動している北島寛さんの個展。北島さんの昭和30年代を写した作品は、西日本鉄道の創立100周年を記念した車内掲示ポスターなどにも使用された。

 会場では、昭和30~40年代の福岡の子どもたち、風景などを収めた作品約130点を展示。当時の博多駅の待合室の様子、車内のつり革にぶらさがって遊ぶ子ども、駅弁販売を行っている様子などをとらえた作品に、懐かしむ来場者や当時の知らない若者が感心する姿が見られた。

 「嫌な事件が多く、カメラを向けると母親に不審者扱いされる世の中になってしまって残念」と苦笑いする北島さん。「昔はカメラを向けると子どもが寄ってきていた」と振り返る。「不況に悩む今、若い世代の方に見てもらい、昔の元気を取り戻したい」と話す。

 開催時間は10時~20時。入場無料。8月9日まで。

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