福岡市植物園(福岡市中央区小笹5、TEL 092-522-3210)は昨年12月より行っていた、老朽化が進む温室の改良工事を完了、10月1日に小笹幼稚園の園児らが参加してのセレモニーを行い、来園客にお披露目した。
同園は1980(昭和55)年6月に開園し、今年で30周年を迎える。修繕は行ってきたが、大幅な改良工事は開園以来初。8室ある温室のうち7室の段差を無くしてバリアフリー化を進めたほか、オオオニバスの葉に乗れる体験やスコール体験など「子どもも楽しめる工夫を凝らした」(福岡市住宅都市局植物園植物展示係長の高宗健二さん)という。
昨年は76万人が来園。高宗さんは「今年は猛暑で(集客が)厳しかったが、温室の改良や記念行事で盛り上げたい」と話す。
今月は30周年記念月間として、植物園の沿革を紹介する「植物園のあゆみ展」やフラワーコンサートなどさまざまなイベントを開催する。
開園時間は9時~17時(入園は16時30分まで)。