福岡出身フラワーアーティスト・東信さん、地元の植物を使った新作発表

東さんの出身地・福岡県福津市で採取した植物を使った新作「Plants of remembrance」

東さんの出身地・福岡県福津市で採取した植物を使った新作「Plants of remembrance」

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 イムズ(福岡市中央区天神1)の三菱地所アルティアムで開催されている、福岡県出身のフラワーアーティスト・東信(あずままこと)さんの個展「AMPG vol.25」会場に5月8日、地元・福岡の素材を使った新作が登場した。

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 同展は、2007年に東京・清澄白河にオープンし、2年間にわたって24作品を発表していたプライベートギャラリー「AMPG」の集大成企画で、同ギャラリーで発表してきた作品の中から厳選した代表作3点を交代で展示してきた。25作目となる同作品の展示で幕を下ろす。

 新作のタイトルは「Plants of remembrance」(記憶の植物)。東さんが21歳まで育った街、福岡県福津市で採取した植物を使っている。「昔の記憶をたどりながら、記憶に忠実に、植物をインスタレーションした」と東さん。素材には「採取する中、ビビッときた」(同)という海岸で拾った松と宮地嶽神社(福津市)で譲り受けた竹の子を選んだ。

 会場では、東さんが山や川、通っていた小学校、中学校で植物を採取する様子を撮影した映像も上映しており、素材選びの過程も楽しめる内容になっているほか、ギャラリー「AMPG」に展示した24作品のメーキング映像も見ることができる。

 東さんは、ミュージシャンになる夢をかなえるため21歳で上京。アルバイトをきっかけに出会った花の魅力に引き込まれ、2002年にオーダーメードの生花店を開店。生花店営業の傍ら、作品を発表している。「福津市で育ち、自然は当たり前に存在しているものだった」という東さん。「自然にある『花』を、切って飾って花束を作り、人の気持ちに変えてプレゼントするという具体的な何かに変換していくという考えが自分の中になく、衝撃を受けた」と話す。

 「贈り物なら、花以外でも何でもいいはず。(花は)残らないものだから、人の気持ちに残るんだろう」と花の魅力を語る。「植物は一日一日命を削りながら生きている。だから好き。(作品は)見る人の気持ちによって見え方も変わる。自由に、構えずに見てほしい」とも。

 営業時間は10時~20時。入場料は、一般=400円、学生=300円、高校生以下無料。5月24日まで。

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