雑貨館インキューブ(福岡市中央区天神2)に現在、福岡大学の学生が手掛けた売り場が期間限定で登場している。
福岡大学商学部が企業と連携し、ビジネスの現場で商品の販売企画を考える実践型授業「天神ゼミ」の一環。初めての取り組みとなる今回は、「コクヨS&T・コクヨマーケティング」と「インキューブ天神店」「天神ロフト」が協力する。
「小売店頭における営業企画」をテーマに参加した1年生20人は、コクヨが提供した商品の中から数点を選び、PR方法などを考案。インキューブ、ロフトの各店頭で来店客層に合うオリジナルの売り場作りを展開し、週末には店頭で接客も行っている。
インキューブでの売り場作りを手掛けたA班リーダーの肝付兼一郎さんは「どう陳列すれば商品がきれいに見えるか難しい。客として何気なく通っていたが売り場の立場になると細かいことに気をつけなければ。いい経験になる」と話す。
同ゼミ講師の二宮麻里さんは「学生のうちにビジネスの厳しさを経験させたい。礼儀やマナーのことでお叱りを受けることもあるが、頑張っているようだ」という。
売り場展開は7月8日まで。