警固神社(福岡市中央区天神2)で9月14日、復元した加藤清正の遺品である「南蛮シャツ」が一般公開される。
1950(昭和25)年に創業したオーダーメードシャツ専門店「筌口(うけぐち)シャツ」(東区箱崎2)の会長・筌口澄生さんが復元したもの。現在、清正が来ていたシャツは劣化を防ぐため、熊本にある菩提寺の本妙寺に保管されているが、シャツの存在を知った筌口さんが実物を見るために寺を訪問。デザインに感動し、昨年11月より復元に取り掛かったという。約3カ月かけて制作し、今年1月に寺に寄贈した。
当日は本妙寺の池上正示住職と筌口さんによる講演会「時を越える南蛮ファッション」を行う。「オーダー文化が廃れている今、ものを作る発想が受け継がれれば」と同社の筌口清美社長。
講演時間は18時30分~19時45分。会場では、今月14日~16日、フルオーダーシャツとスーツの採寸販売会も行う。開催時間は14日=13時~20時、15日=10時~20時、16日=10時~18時。入場無料。