大名で「オーダーメードシャツ」イベント-老舗専門店と学生がコラボ

勉強で訪れたファッション専攻の学生らに説明する筌口清美社長(写真右)

勉強で訪れたファッション専攻の学生らに説明する筌口清美社長(写真右)

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 オーダーメードシャツ専門店「筌口(うけぐち)シャツ」(福岡市東区箱崎2、TEL 092-631-4828)と九州産業大学芸術学部の学生がコラボレーションしたイベント「オーダーメード~こだわりのシャツ展~」が4月17日~19日、エンジョイスペース大名(福岡市中央区大名1)で開催されている。

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 「オーダーメードは値段が高い、面倒などのイメージを持たれがち。そんなオーダーメードのイメージを変えたい」(筌口シャツの筌口清美社長)と企画。若い人へオーダーメードの良さを伝え、新たな意見を聞きたいとインテリアデザインを学ぶ同校の学生らに声をかけ、コラボが実現した。

 参加したのは、同校デザイン学科の学生6人。6人全員がオーダーメードを体験。一人ひとりのサイズを測り、衿(えり)の形、素材などのアイデアを筌口社長と相談しながら、約1カ月かけて制作。会場には6人のアイデアが詰まった世界に1着のオーダーメードシャツが並んでいる。

 参加したデザイン学科3年の古賀渚さんは「作る前は、オーダーメードは敷居が高かったが、筌口さんと相談しながらデザインを決めていくと楽しかった。出来上がりの着心地が既製品とは全然違う。また作りたい」と満足げな様子。

 6人の力作のほか、同店独自の技術で作られた「タートルシャツ」、エリック・クラプトンにプレゼントしたという「ERIC」の名前入りボタンが付いたシャツ、福島県・会津若松で古くから栽培されている自然素材「芋麻(からむし)」で作られたシャツや、生地の裁断に使用する「断包丁」、芯地を張る際に使う「下張アイロン」をはじめとする職人道具など、約150点を展示している。

 期間中はその場で採寸もでき、オーダーも受け付けている。価格は8,400円~。筌口社長は「オーダーメード人口が減ってきている。この機会に若い人にもオーダーメードの良さを知ってもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~20時。入場無料。

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