福岡市は5月2日、天神地区駅周辺の「放置自転車ワースト1」からの脱却が確実になったと発表した。2年に1度行なわれる、「駅周辺における放置自転車調査結果」によると福岡市は2001年と2003年、2年連続して全国でワースト1を記録した。市では、ワースト1位であるという不名誉な結果に対して、地域や行政をあげての啓発活動や放置自転車の撤去強化を実施した結果、昨年の調査ではピークの2001年度(4,530台)に比べて約4分の1に激減したという。このような状況を継続していくために、市は放置自転車の削減と安全走行空間の形成という2つの視点で40の施策を盛り込んだ「天神地区自転車利用計画書」を策定し、「高機能駐輪場の整備」「通勤・通学の駐輪場確保」「料金制度改革」「民間企業による放置自転車の移動」、モラル・マナーの向上を目的とした「おしちゃりロード」などの社会実験などの施策を、天神地区の魅力向上に取り組む「We Love天神協議会」などの地域の関係者と共働で取り組んでいく。