ラーメン店「博多一風堂」などを運営する力の源ホールディングス(福岡市中央区薬院1、以下、力の源HD)は6月1日をめどに、因幡うどん(中央区天神3)のうどん店「因幡うどん」の事業を承継する。
因幡うどんは1951年(昭和26年)創業。福岡市内に4店舗を展開していたが、後継者が不在だったため、事業の承継を検討していたという。一方、関東地区でうどん店「博多釜揚げうどん イチカバチカ」を展開するなど、うどん業態の事業化に取り組む力の源HDは同店の承継で、うどん事業の相乗効果を図り、伝統あるのれんを継承していく考えだ。
承継事業の内容は、因幡うどん4店舗と自社工場の運営で、現従業員も継続して雇用する。事業方針も変えず、現・因幡うどん竹崎敏和社長は技術顧問として関わるという。