人材アウトソーシングを手掛ける晴天(あおぞら、山門郡)は7月3日、葬儀のプロフェッショナル・エンディングプランナーを養成する専門学校「aozora学院」(天神2、TEL 092-713-8003)を開校する。施設面積は90平米。
同校は、同社がこれまで筑後地方で葬儀専門のアウトソーシング業などを行なってきたノウハウを活かし開校するもの。全国で初の試みとなる。同社の調べによると葬儀と通夜は、これからの高齢化にともないニーズは高いが、業界の現状は50代が多く若手が少ないという。
カリキュラムは、葬儀のプロとして必要な知識のほか、社会人としてのビジネスマナーや心理学、コミュニケーション学といったソフト面についても重点的に学習するのが特徴。コースは、エンディングプランナーとエンディングアナウンスの2種類。授業は、1 クラス10名の少人数制でエンディングプランナー=36回、エンディングアナウンス=48回。受講生は、3~5カ月で卒業する。また、卒業後は、仕事場を紹介する人材派遣制度を取り入れる。
天神に1号店を開校する理由について同社伊原代表取締役は、「ターゲットは、高校を卒業したばかりの人や大学卒業生なので、若者が集まる天神に出店することは重要なことだった」と話す。今後、九州各県で展開した後、関東への進出を視野に入れている。