福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST、中央区天神1)、九州ニュービジネス協議会(九州NBC、中央区天神2)、九州経済連合会(中央区天神1)は7月10日、三者で協力してベンチャー育成を推進する協定を締結した。ベンチャー支援機関と経済団体が手を組み、ベンチャー企業の販路開拓で具体的な支援策を打ち出すのは全国で初の試みだという。
協定の第一段階として、ベンチャー企業の販路開拓に取り組む。内容は、ふくおかISTが主催するイベント「フクオカベンチャーマーケット」などに参加したベンチャー企業の中から優れた技術や新商品、新サービスを提供する企業を選び、カタログやホームページで商品を紹介する。
このほか、九経連、九州NBC会員企業はベンチャー企業製品の一部をモニタリングし、評価結果をベンチャー企業にフィードバックするという。今後、三者はベンチャー企業と大手企業を「縁結び」する機会も設けていく予定。