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中村調理製菓専門学校のケーキ店「プランタン」で学生が実習販売

店内の様子

店内の様子

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 中村調理製菓専門学校(福岡市中央区平尾2)の学生が現在、校内にあるケーキ店「プランタン」で実習販売をしている。

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 学生が授業の一環として運営する同店は、製菓技術科2年生のシミュレーション型実習として、学生たちに実際の現場を経験させる目的で2009年から営業が始まった。商品の製造から接客、チラシの制作や衛生管理まで店舗運営の一連を学生たちの手で行う。毎年5月中旬から1月にかけて、2年生3クラスが実習販売する。

 学生たちは「製造チーム」と「販売チーム」に分かれ、午前中に商品の製造や準備を行い、午後から販売を始める。製造する際、ケーキのカットやクリームの絞りなど講師によるチェックがあり、30個作り、店頭に出すのは数個になることもあるという。営業終了後には反省ミーティングを行い、売上報告や改善点などを話し合う。

 商品は、キイチゴのマカロンケーキの「プランタン」(400円)、「アップルパイ」(330円)、「プリン」(150円)、「苺のショートケーキ」(フルーツ飾り、ホール=2,500円)などの生菓子や、キイチゴ風味の「メレンゲ」(200円)、「フィナンシェ」(100円)などの焼き菓子を用意する。今月は季節柄、マロンパイやモンブランも人気という。根強いファンの客も多く、開店から行列ができ、すぐに完売する商品もある。

 専任講師の中原浩雅さんは「授業で作るお菓子は自分が食べるものだが、販売実習はお客さまが先にいる。安心・安全に販売し、口に入れるものを作るということに責任感を持ち、お客さまに信頼していただけるためには何が必要なのかを考えさせている。学生たちは緊張感をもって実習に取り組んでいる」と話す。「学生の一生懸命さを見て、また来たいというお客さまの声もいただいている」とも。

 販売実習を行う2年生の茂見優香さんは「笑顔と元気を心がけて接客をしている。お客さまが買うときも笑顔、食べたときも笑顔になれるような接客やケーキづくりをしていきたい」と意気込む。

 営業時間は13時30分~15時30分(売り切れ次第終了)。11月の営業日は、9日・16日・20日・22日・26日・28日。

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