西鉄観光バス(福岡市中央区那の津3)が9月1日から、福岡市教育委員会の協力で、社会科見学をリモートで行う「オンライン社会科見学」サービスを実施する。
例年福岡市内の小学校で行われていた社会科見学が、新型コロナウイルスの影響で本年度中止となったことを受け、福岡市教育委員会の協力の下、学習の流れに沿った「オンライン社会科見学」コースを作成。授業の一環として、実際にバスに乗って社会科見学に行ったような気分を味わいながら福岡の歴史や文化を楽しく学んでもらいたいとする。
体育館などの広い場所を使い、大きく映写をすることでクラスや学年単位で参加できる。バスガイドが来校して行う車窓風景の映像に合わせた案内もある。
現在のコースは、約115分の「小石原コ-ス」。料金は1人2,500円(実費相当分)。伝統産業や治水について学ぶ「小石原+大石堰(せき)」コ-スでは、オンラインで「小石原伝統産業会館」(朝倉郡東峰村)を見学。リモートで同館事務局長が館内を案内するほか、質疑応答など双方向でのコミュニケーションも行う。小石原の伝統産業「小石原焼」の作り方について動画で学んだ後、実際に学校で湯のみに絵付け作業を体験する。湯のみの完成品は後日、学校に届ける。
実施期間は来年3月31日まで(予定)。対象学校は福岡市内の全ての小学校。申し込み・問い合わせは電話(092-734-1123)で受け付ける。