写真家・蜷川実花さんの写真展「escape」が4月3日から、manucoffee roasters クジラ店(福岡市中央区白金1)2階特設会場で開催されている。
蜷川さん単独では2004(平成16)年以来17年ぶりという福岡での写真展。蜷川さんの撮影した最新ストリートスナップをポラロイドで現像した作品の展示と販売を行う。同展は「移動が制限された世の中でも、アートに触れることを楽しんでもらいたい」という思いから、今年東京での展示を皮切りに、日本全国で偶発的に開催するという、インスタレーション形式のポラロイド写真展。
テーマは「架空の楽園(街)」。暗いニュースが多い現在のストレスからひとときでも開放される瞬間となるよう、蜷川さんの世界へエスケープするイメージで選ばれた作品群約20点を展示する。展示作品はフレーム(白または黒)付きで購入も可能。価格は1万5,000円~25万円。
会場では、展示作品を中心としたオリジナル作品集と、「グランマーブル」(京都市)のデニッシュ「京都3色」、マヌコーヒーオリジナルのコーヒードリップバッグ5個がセットで入ったスペシャルスーベニアボックス(3,980円)も販売する。デニッシュ「京都3色」は、期間中マヌコーヒー全店舗でイートイン提供(1カット250円)するほか、ドリンク料金に追加100円で、蜷川さんの展示作品がプリントされたスペシャルカップを提供する。カップに印字されたQRコードを読み込むと、東京で開催された「escape」の展示をバーチャルで再現した写真展を見ることができる。
マヌコーヒー社長の福田雅守さんは「蜷川さんの写真展はなかなか見られる機会が無いので、味わってもらいたい。会場での展示のほか、スペシャルカップでバーチャル写真展も楽しめるので、触れてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(営業時間に準ずる)。要ワンドリンクオーダー。4月25日まで。