シェアキッチン「エコア天神キッチン」(福岡市中央区舞鶴2)が11月1日、オープンした。
同所は、LPガス会社「エコア」(博多区冷泉町4)が、シェアキッチン事業を行う「BeChef(ビーシェフ)」(東京都渋谷区)と連携し、コロナ禍で苦境に立たされている飲食事業者や新たに飲食産業に参入したい人や副業でレストランを始めたいと思っている人を支援していく新規事業として立ち上げたデリバリー&テイクアウト専門シェアキッチン。デリバリー配達員の多さや天神・薬院エリアへの需要に対応できる点から天神への出店を決めたという。
シェアキッチンでは、調理場の設備を複数の飲食店や料理人が共同で使う。同店内には5つのキッチンがあり、午前と午後それぞれ5店の1日あたり最大10店が同時に入居し調理場を使える。調理場には、3口コンロ、1層シンク、ガスフライヤー、冷蔵庫、ガス炊飯器、ラックシェルフ、フードダクトのほか、最新のスチームコンベクションオーブンを備える。
開業に当たりプロジェクトリーダーを務めたエコアの中村梓さんは「ガスと食という観点から、ガスのよさを伝え、九州の食を守りたいという思いから生まれた事業。今後も挑戦を続たい。低コストで開業できるので、興味のある飲食店があれば申し込んでもらいたい」と話す。
営業時間は9時~22時。