昨年9月完工の「天神ビジネスセンター」(福岡市中央区天神1)地下2階商業ゾーンが、4月29日に開業を予定する。
福岡地所(博多区住吉1)が開発した「天神ビジネスセンター」は地上19階、地下2階のオフィスビル。国家戦略特区による規制緩和などを活用して福岡市が主導する天神地区の再開発「天神ビッグバン」の規制緩和第1号の施設となる。今春開業する地下2階の商業ゾーンは、飲食店12店舗がオープンを予定する。名称は天神の「因幡町通り」の地下に位置することから、「天神イナチカ」と名付けた。
出店予定の店舗は、レストラン「sio」(東京都渋谷区)のカジュアル業態イタリアン「o/sio FUKUOKA」や、「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作さんが初のパスタ専門店としてオープンする「おいしいパスタ」などの九州初出店が4店舗。天神に本店を構える中国料理店「侑久上海(ユウキュウシャンハイ)」の新業態バル「侑久上海 THE BUND」、福岡の「なか尾」「もつ鍋一慶」「唄う稲穂」の3店舗の名物料理を提供する「因幡町 一慶」、「磯貝」と「かじしか」がコラボし、博多おでんなどを提供する「ISOKAJI」などの新業態が7店舗。
このほか1階商業ゾーンには、サンエー(博多駅前2)が運営するイタリアなどインポートブランドセレクトショップ「ALETTA by サンエー」が昨年11月にオープンし、今年3月にアウトドアアパレルブランド「patagonia」、4月にイタリア料理店「ダ ボッチャーノ」がオープン予定。2階はオフィスロビーとなり、地上階はオフィスが入居する。
地下2階商業ゾーンのオープン日は、新型コロナウイルス感染症の状況により変更となる場合がある。