おでん店「Oden Shop Toshi(おでんショップ とし)」(福岡市中央区薬院2、TEL 090-8353-0022)が薬院ハシゴ横丁にオープンして1カ月がたった。
「さぁ、あったまろ。」をコンセプトに、店主の岩村佳代子さんが1人で運営し、おでんを中心とした家庭料理を提供する。店を出すのが夢だったという岩村さんは、20代にカナダの老人保健センターで唯一の日本人女性料理人として経験を積み、「私が作る料理で日系のおじいちゃん、おばあちゃんに喜んでいただけることが、こんなに幸せなんだ」と感じたという。帰国後いくつかの飲食店店長を経て今回、夢をかなえた。席数は8席。あごだしと昆布で煮込んだ定番のおでんや、えびだしとコンソメだしで煮込んだ洋風おでんなどをそろえる。
おでんメニューは大根や卵、こんにゃく、厚揚げ、ちくわ(以上150円)、牛スジ、鶏つくね(以上220円)や洋風おでんのジャガイモ、ブロッコリー、レタス(以上150円)、手羽元、ハンバーグ、ブラックタイガー(以上250円)をそろえ、盛り合わせ(700円~)も用意する。熊本の「茶碗(ちゃわん)蒸し本舗 稲穂」の茶碗蒸しを継承しているという「稲穂の茶碗蒸し」(単品380円~)や、ご飯ものの「ちょいめし豚角煮丼」や「おでんミニカレー」(以上400円)も用意する。
岩村さんは「おばあちゃん食堂のような雰囲気の温かい料理が自慢。心をほっとさせるだしのおいしさも味わってほしい。おでんの健康パワーを楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は15時~翌1時。新型コロナウイルス感染症防止のため3月6日までは21時まで。月曜定休。