作品展「ニュー・スタンダード『7』人の匠展」が3月19日から、アクロス福岡（福岡市中央区天神1）1階アトリウム、2階匠（たくみ）ギャラリーで開催される。

　「伝統工芸に新風を吹き込む」工芸士作家7人にスポットを当てた展示販売会。博多織伝統工芸士の荒木希代さん、博多人形師伝統工芸士の松尾吉将さん、津屋崎人形師の原田翔平さん、小石原焼陶芸家の和田義弘さん、上野焼陶芸家の髙鶴裕太さん、九州物産・デザイナーの友添祐一郎さん、甘木絞り・染色家の西村政俊さんの作家7人が出展する。

　2階匠ギャラリーでは、博多織を使ったピアス「ori ノンホールピアス」やヨガマットと寝ござが一緒になった「ヨガ寝ござマット」、津屋崎人形の「ごん太」と「モマ笛」などを展示販売。200点以上の伝統工芸品を並べる。

　1階アトリウムでは、作家本人による日替わりワークショップを開催。津屋崎人形モマ笛絵付け体験や、博多人形絵付け体験などのワークショップを開催するほか、ディスプレイを設置し、作家・作品の紹介映像を流す。

　ギャラリー担当の萩原美紀さんは「敷居が高いと思われがちな『伝統工芸』だが、時代とともに変化している。今勢いのある7人が集結し、春の暮らしにちょっとプラスしたくなるアイテムを展示販売する。日常になじむ伝統工芸品を生み出す7人の思いに期待してもらえれば」と話す。

　開催時間は10時～18時（最終日は16時まで）。ワークショップの参加費は800円～2,000円。要事前申し込み。申し込みはホームページで先着順に受け付ける。今月21日まで。

　同展プレイベントとして3月11日、原田翔平さん、プロダクトデザイナーの中庭日出海さん、地域文化商社「うなぎの寝床」代表の白水高広さんを迎えトークショーを開催する。

　開催時間は19時～20時。アクロス福岡公式インスタグラムでライブ配信する。