「みんなのアート展」が4月25日から、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)で開催される。
同展は、障がいのある人たちの表現を通して新たなつながりを生むことを目的に、昨年初めて開催し、今回で2回目となる。アクロス福岡と「FACT(福岡県障がい者文化芸術活動支援センター)」の共同企画。今年のテーマは「水の音」。昨年に続き公募絵画展のほか、今年から同テーマで工芸作家が制作した工芸作品の展示販売や、ワークショップ、ミュージックパフォーマンス、アートライブなどのイベントも行う。
メッセージホワイエ(2階)では、障がいのある人たちによる「水の音」をテーマにした公募絵画展を開催。「水の音」を会場で流し、鑑賞してもらう。匠ギャラリー(同)では、テキスタイル工房「翔工房」(小郡市)主宰の田篭みつえさん、博多人形伝統工芸士の永野繁大さん、ガラス作家のフクエノリコさんが手がける作品と、福岡県内にある福祉施設のクラフト商品を展示販売するほか、永野さんと障がいのあるアーティストとの「コラボ人形」も限定販売する。
4月29日にはコミュニケーションエリア(1階)で「缶バッジづくりワークショップ」を、4月30日には円形ホール(同)で「社会福祉法人香月福祉会MUKA」のミュージックセッショングループ「ビリーブ」がミュージックパフォーマンスを、5月1日はコミュニケーションエリアで障がいのあるアーティストによるライブペインティング「アートライブ」を、それぞれ行う。
アクロス福岡 事業部の今野一美さんとFACTセンター長の樋口龍二さんは「より多くの人に発想や想像、つくることの楽しさを感じてもらいたい。どのような音からどのような作品が生まれるのか、そしてその音から何を感じ、思うのか。人と人とがアートでつながる1週間。ぜひ会場に足を運んで感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~18時(初日は12時から、最終日は16時まで)。入場無料。ミュージックパフォーマンスは定員50人。5月1日まで。