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天神の無印良品でイベント 九大生デザインの商品販売やトークイベントも

九大生デザインの「アロマウッド」(左)と「はくはんてん」のイメージ画像

九大生デザインの「アロマウッド」(左)と「はくはんてん」のイメージ画像

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 無印良品の商品開発を紹介するイベント「リアル IDEA PARK(アイデアパーク)」が6月11日・12日、天神大名店(福岡市中央区大名1、TEL 092-734-5112)で開催される。主催は「良品計画」(東京都豊島区)。

九州大学での授業の様子

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 「リアル IDEA PARK」は、6月26日まで無印良品全店で開催される「発見祭」イベントの一つ。全国18店舗の大型店限定で開催し、店舗ごとにイベント内容は異なる。天神大名店では、良品計画が産学連携授業を行う九州大学の学生がデザインした商品の展示・販売、同社商品開発担当者によるトークイベントや店内ツアーを行う。

 同社は、九州大学で2014(平成26)年度からデザインの授業を行ってきた。2021年度は、学生14人が地域の技を生かした商品開発に取り組んだ。そのうち3つのデザインが初めて、地元企業の協力で販売にこぎ着けている。

 1階イベントスペースで開催する「つながる市」では、商品化に協力した福岡の企業4社「独楽工房 隈本木工所『隈本コマ』」「博多曲物 玉樹」「宮田織物」「SING」が出店する。販売する商品は、芸術工学部インダストリアルデザインコース4年生(デザイン当時3年生)・本松優花さんデザインの八女杉を使った「アロマウッド」(1,000円、各日30個)、嶋村由莉亜さんデザインの博多曲物「おにぎりケース」(3,000円、各日30個)。同イベントに合わせて、各企業が数量限定で販売する。商品化を予定する柴田真衣さんデザインのルームシューズ「はくはんてん」も紹介するほか、授業内でほかの学生がデザインした「隠しすぎないブックカバー」「やさしい博多こま」なども参考商品として展示する。

 6月11日には、同社の商品開発担当者で九州大学の非常勤講師を務めるデザイナーの大友聡さんと岡本和士さんによるトークイベント「モノづくりについて、話してみよう。」を開催する。九州大学との取り組みや商品開発について話すほか、無印良品で作ってほしい商品など客からのリクエストも求める。6月12日には、フィールドワーク「デザイナーとめぐる天神大名店内ツアー」も開催。ツアーでは、商品開発者と店舗スタッフが、開発秘話や同店の限定サービスや特徴などを参加者に案内する。

 大友さんは「本イベントをモデルケースとし、他店でも開催できるようつなげていきたい。学生と地域企業の取り組みを発表する場の提供にも協力したい」と話す。

 営業時間は11時~20時。

 トークイベントは14時開始。定員12人で事前登録は不要。フィールドワークは13時と15時の2回にわたり開催。各回定員4人で、天神大名店のホームページで事前登録が必要。いずれも参加費無料、対象年齢18歳以上。

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