菓子店「POPUPショップ まとやのどらやき」が現在、雑貨店「FUTAORI」(福岡市中央区平尾3)内に出店している。
運営は、創業100年以上の歴史を持つ「菓舗四宮(かほしのみや)」を継承した「まとや」(直方市)。直方市の銘菓で「菓舗四宮」の看板商品だった「成金饅頭(なりきんまんじゅう)」を次世代に残すために、商品のブラッシュアップを行う一方で、若い世代にもアプローチできる商品として、「成金饅頭」の皮を使った「まとやのどらやき」を新たに開発したという。今回のポップアップショップで初のお披露目となる。販売状況を見ながら、今後は常設も視野に入れるという。
社長の浅野雅晴さんは「『成金饅頭』という主力商品をしっかり守りながら、『まとやのどらやき』シリーズを横展開させていくことで、菓子屋としてのブランド力の向上と、『成金饅頭』の認知の加速を狙っている」と話す。
同店では、5種類の「まとやのどらやき」を販売する。北海道産の小豆をふっくらと炊き上げて作った黒あんをサンドした「北海道あずきどらやき」(235円)、黒あんに北海道産のバターをサンドした「塩バターどらやき」(300円)、「矢部屋許斐本家」(福岡県八女市)の抹茶とバターを黒あんに合わせた「濃茶バターどらやき」(330円)、「まとや」の職人が手鍋で少しずつ作ったカスタードクリームをサンドした「カスタードどらやき」(250円)、スイス産のクーベルチュールチョコレートと宮崎県高千穂産の生クリームをブレンドした「チョコレートどらやき」(315円)。
マネージャーの三谷朋子さんは「商品は四宮時代からの職人が1人で手焼きしている。しっとりとしたモチモチの皮と、素材にこだわったあんとの相性が抜群。地域の方はもちろん、福岡旅行の際などにも立ち寄ってほしい」と話す。
営業日は金曜~日曜。営業時間は11時~17時(売り切れ次第終了)。10月2日まで。