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福岡・旧舞鶴中跡に市のアーティスト支援施設 市民向けにイベントも

「Artist Cafe Fukuoka」外観

「Artist Cafe Fukuoka」外観

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 福岡市のアーティスト支援施設「Artist Cafe Fukuoka(アーティストカフェフクオカ)」(TEL 080-2481-5997)が9月1日、旧舞鶴中学校跡地(中央区城内)にオープンした。

「Artist Cafe Fukuoka」コミュニティースペース

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 運営は、福岡市から運営業務を受託した「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(東京都渋谷区)。市が取り組む「Fukuoka Art Next」の一環で、都市と人とアートをつなぐ拠点として同施設を開業した。「アートによる市民のwell-being(身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること)の向上と、世界で活躍する福岡発のアーティストの増加」を目指す。旧舞鶴中学校の1階を活用し、誰でも利用できる「コミュニティースペース」、国内外のアーティストが制作の拠点とする「スタジオ」、定期的に作品を展示する「ギャラリー」を備える。

 コミュニティースペースの席数は、テーブル=24席、カウンター=9席、ソファ=2席。コーディネーターがアーティストの相談を受け、起業やブランディングなど相談者に合った専門のアドバイザーを紹介する。市民向けには、アートに関するイベントや情報発信、アートを気軽に楽しめるワークショップ・画材体験などを行う。併設のカフェ「teatote(ティトテ)」では「ブレンド煎茶」(450円)や「鹿児島・屋久島 生姜(しょうが)紅茶」(500円)などを提供する。カフェの席数はカウンター=9席。スタジオでは、312組の応募から本年度は6組のアーティストが制作を行う。

 コミュニティースペースとギャラリーでは、「在野保存家具」の取り組みとして、九州大学箱崎キャンパスで使われていた家具を設置し活用しながら保存していくという。

 市経済観光文化局アートのまちづくり推進担当課長の井上辰之さんは「アーティスト成長支援のため立ち上げたプロジェクト。アーティストの方にはチャレンジ、活用してもらいたい。市民の方にも、アートを敷居が高いものと考えず、気軽に利用してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。カフェは不定期営業。カフェの営業日はインスタグラムで告知する。

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