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福岡市美術館で特別展「藤野一友と岡上淑子」 初の2人展

福岡市美術館「藤野一友と岡上淑子」会場入り口

福岡市美術館「藤野一友と岡上淑子」会場入り口

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 特別展「藤野一友と岡上淑子」が現在、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1)2階特別展示室で開催されている。

藤野一友編の会場の様子

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 藤野一友(1928年~1980年)は、細密な描写の幻想絵画を特徴とする画家で、1950年代以降に二科会を中心に活動した。岡上淑子さんは、1950(昭和25)年~1956(昭和31)年に活動した美術家で、洋雑誌の写真を切り貼りするなどのコラージュ作品で知られる。藤野と岡上さんは、1951(昭和26)年ごろに文化学院で出会い、1957(昭和32)年に結婚した。同館学芸員の正路佐知子さんは「2人展という形によって、同時代を生きた2人のいろいろな面や作品の魅力がより一層見えてくる」と話す。

 同展は、1982(昭和57)年に同館で開催した「藤野一友展」以来、藤野の作品や資料を多数所蔵する同館が40年ぶりに開催する回顧展。岡上さんとの2人展は同館初開催となり、岡上さんのコラージュ作品の展示自体も九州初という。資料を含む作品計211点を展示する。

 会場は、集中して鑑賞できるよう特別展示室を個展形式で左右に分け、藤野一友編と岡上淑子編のどちらからも見ることができる動線をつくった。藤野一友編の会場では、女性像の油彩画・鉛筆画、洋ナシを描いた静物画などのほか、映画監督の大林宣彦さんと共に製作した16ミリフィルムの実験映画「喰(た)べた人」も上映する。岡上淑子編では、女性をモチーフにしたコラージュ作品やポートレートのほか、スケッチや書簡などの資料も展示する。

 正路さんは、「幻想的な作品で知られる2人だが、2人の展覧会は今まで無かった。作品の共通点と差異だけでなく、2人を取り巻く人たちや活動を育んだ時代などの『背景』も感じてもらえれば」と話す。

 開催時間は9時30分~17時30分(入館は閉館30分前まで)。月曜、12月28日~1月4日休館。観覧料は一般=1,300円、高・大学生=800円、中学生以下無料。来年1月9日まで。

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