ワークショップ「植物園と美術館で『想いの種』を作ろう」が12月3日・4日、福岡市植物園(福岡市中央区小笹5)と福岡市美術館(大濠公園1)で行われる。
植物園で見つけた植物の種を基に、『想(おも)いの種』(アート作品)を作る。2005(平成17)年に福岡市美術館と田川市美術館(田川市)で、同ワークショップの考案者であるアーティスト小林重予さん(1957年~2017年)を招いて行った。その後、小林さんから受け継ぐ形で同美術館がワークショップの内容を再構成し、昨年10月に同植物園で、11月に油山市民の森(福岡市南区大字桧原)で行った。「自然とアートの両方の視点から、想像力や空想力を働かせて、自分の気持ちを言葉や形に表現する楽しさを味わってほしい」と企画した。
ワークショップは2日制で、事前応募が必要。1日目は植物園でスタッフの話を聞きながら園内を散策し、種の観察を行い、2日目は美術館で、1日目の体験を基に、粘土などの材料を使い、「自分の想い」を種に見立てて、立体作品を作る。対象者は2日間とも参加可能な小学生以上。定員20人。
福岡市美術館教育普及専門員の中原千代子さんは「普段なかなか見ない植物の種も観察してみると、そのふしぎな生態に思いがけない発見があったりする。そんな種の世界をヒントに自分の思いをのせたアート作品を作ってみては」と参加を呼びかける。
開講時間は、12月3日=10時~14時、4日=10時~14時30分。参加無料。申し込みは12月2日まで、福岡市美術館専用応募フォームとメールで受け付ける。定員になり次第締め切る。