「福岡大名ガーデンシティ」(福岡市中央区大名2)内のホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」の開業日が6月21日に決まった。
福岡市が進める天神地区の新たな空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」の一環として建設された複合施設「福岡大名ガーデンシティ」内に入居する。高さ111メートル、地上25階建て。ザ・リッツ・カールトンブランドホテルとして、大阪、東京、沖縄、京都、栃木に次ぐ国内6軒目、九州初進出となる。「福岡大名ガーデンシティ」はオフィス、ホテル、商業施設、レジデンス、コミュニティ施設などから構成される複合施設で、1月20日に施設内広場が供用開始した。
「ザ・リッツ・カールトン福岡」内のデザインは、博多織からインスピレーションを受けて、糸を紡ぎ「織る」という発想でホテル全体をつなぐストーリーで形成しているという。建物1階にホテルエントランスとアライバルロビー、3階にウエディングチャペルと宴会場、18階にホテルのメインロビー、レストランやバー、カフェなどダイニングエリアを設ける。19階から23階は全室50平方メートル以上のゲストルーム147室と、スイートルーム20室を備える。このほか、24階にクラブラウンジ、スパ、ジム、プール、バーを設ける。
1階のアライバルロビーは博多織をイメージしたデザインのじゅうたんを敷き、エレベーターホールや廊下には博多織の紋紙から着想を得た照明をそろえ、スイートルームには博多織の引き戸を設けるなど、「織」を表現するためのさまざまな工夫を凝らすという。
「福岡大名ガーデンシティ」オフィス・ホテル棟は、4月6日にカンファレンス施設と商業フロア3店舗、6月8日に15店舗のオープンを予定する。