「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~福岡 Edition」が現在、ソラリアステージ6階「西鉄ホール」(福岡市中央区天神2)で開催されている。
「ベルセルク」は三浦建太郎さん(1966年-2021年)が手がけた、剣と魔法、魔物が存在する世界を舞台に主人公・ガッツの壮絶な生きざまを描いたダーク・ファンタジー漫画。1989(平成元)年に「月刊アニマルハウス」で連載開始した。2002(平成14)年には「第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞」を受賞し、2022年時点で全世界シリーズ累計発行部数5000万部(紙+電子)を記録する。同展は、東京(池袋・銀座)、大阪、名古屋、札幌巡回に続き、6会場目の開催。同作は海外でも出版されており、展覧会には、香港や台湾、韓国からも熱心なファンが来場している。
会場では、「黄金時代篇(へん)」「断罪篇」「千年帝国の鷹篇」など、作中での時系列に合わせた直筆原稿やカラー原画、立体物など計200点以上を展示する。ジオラマで再現された「パックの森」や、クラウドファンディングで製作が実現した「実寸大サイズの巨大ゾット像」など、同イベント用に制作された立体物や、三浦建太郎さんの仕事場の再現なども展示。作品中で印象的な「蝕(しょく)」を再現したジオラマも。このほか会場入口にはコミックス新装版1巻の表紙を再現できる「フォトスポット」も設ける。
展覧会オリジナルグッズも販売する。公式イラストレーションブック「THE ARTWORK OF BERSERK(ベルセルク)」(3,850円)をはじめ、福岡会場から販売を始める「キャラクターシール」(330円)や、「ゾッド:人型」(1万3,200円)「ゾッド:羽根つき」(1万2,100円)」などのほか再販要望の多かったという「ベヘリットのアイストレイ」(1,870円)も用意する。グッズの購入には個数制限を設ける。
開催時間は10時~17時(最終入場は30分前まで)。入場料は、一般(小学生以上)=1,900円、未就学児=入場無料(要保護者同伴)。記念グッズ付きの限定チケットも設定する。5月14日まで。