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福岡の平尾にどら焼き専門店「まとやの福どら」 伝統を引き継ぎチャレンジも

「まとやの福どら」外観

「まとやの福どら」外観

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 どら焼き専門店「まとやの福どら」(福岡市中央区平尾3)がオープンして2カ月がたつ。

店内の様子

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 運営は、創業100年以上の菓子店「菓舗四宮(かほしのみや)」(直方市古町)から事業継承し創業した「纏屋(まとや)」(同)。同社が、直方市の銘菓「成金饅頭(まんじゅう)」を販売する「まとや 本店」を2020年にオープンし、伝統を守るだけでなく新たなチャレンジをしようと、4月28日に新ブランドとして同店を開いた。昨年同じ場所に期間限定でポップアップショップを出店したところ、その反響もあり常設店としてオープンしたという。店舗面積は約4坪。

 菓子作りは「福をかさねた縁起菓子」をコンセプトに、伝統と未来や、和と洋、人と菓子など、さまざまなものを重ね合わせて、「より多くの人の笑顔と幸せを包み込むこと」を目指す。どら焼きの皮は、「菓舗四宮」時代からの職人が手焼きで仕上げる。ディスプレーに使う器は、唐津焼の陶芸家・岡晋吾さんに依頼しオリジナルをそろえた。

 スタッフの陣内佐和香さんは「開店当初に初めて来店した方が、手土産やギフトにと再来店してくれる。想定していた客層だけでなく、近隣住民や年配の方にも利用してもらえてうれしい」と話す。

 ラインアップは、北海道産の小豆を使った黒あん入りでさっぱりとした甘さの「北海道あずき」(240円)、北海道産バターと黒あんを合わせ「絶妙な甘じょっぱさ」という「塩バター」(300円)、「矢部屋許斐本家」(福岡県八女市)の抹茶とバターを黒あんに合わせた「濃茶バター」(350円)、スイス産クーベルチュールチョコレートと宮崎県高千穂産の生クリームをブレンドした「チョコレート」(330円)、職人が手鍋で少しずつ作ったカスタードクリーム入りの「カスタード」(270円)の5種類。

 陣内さんは「お客さまには本店や『成金饅頭』のストーリーも伝えていきたい。気軽に入ってもらい、自慢のどら焼きを味わってもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。

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