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福岡三越で小石原焼「人間国宝 福島善三展」 156点を展示販売

福島善三さんと小石原焼の作品

福島善三さんと小石原焼の作品

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 小石原焼の作家・福島善三さんの作品展「人間国宝 福島善三展」が10月4日、福岡三越(福岡市中央区天神2)9階三越ギャラリーで始まった。

会場入口の様子

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 同展は日本橋三越本店(東京都中央区)の創業350周年を記念して開催する。約350年の歴史があるといわれる「小石原焼」は、東峰村の小石原地区で作られている陶器。陶器には刃先やはけなどを用いた独特の幾何学的模様がある。福島さんは、1959(昭和34)年、小石原ちがいわ窯の窯元に生まれ、大学卒業後に作陶の道に進んだ。陶土作りから焼成までを1人で行うという。2017(平成29)年には、重要無形文化財「小石原焼」保持者(人間国宝)に認定。同展では、福島さんの作品156点を展示販売する。

 展示販売するのは、福島さんの代表作で、乳白色に青みがかった色合いが特徴の青磁「中野月白瓷(なかのげっぱくじ)」をはじめ、鉄釉(てつゆう)、中野飴釉(なかのあめゆう)、鈞窯(きんよう)、中野青瓷(なかのせいじ)など。

 福島さんは「小石原焼という名前を知っている人も増えてきて、今では窯元も50軒近くある。それぞれ特徴がある中、私の作品にも他の窯元と違った良さがあるので、ぜひ足を運んで小石原焼の魅力を感じてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。10月9日まで。

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