福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3)2階はかた伝統工芸館で11月4日・5日、イベント「第10回はかた伝統工芸館感謝祭2023」が開催される。
「作る・使う・学ぶ」をテーマに、ものづくりの楽しさを知ってもらおうと2014(平成26)年11月に初開催した。10回目となる今年は、博多織や博多人形をはじめとする福岡・博多の伝統工芸品を販売するほか、2021年に同館が福岡市博物館へ移転してから初めて、ワークショップを復活させる。
会場では、好きな博多織の生地を選んで、ランドセル型のコインケースを作る「博多織ランドセル型コインケースづくり」(約60分、体験料1,000円、小学生以上)や、手のひらサイズの八女提灯(ちょうちん)に絵付けを行う「オリジナルミニ提灯づくり」(約90分、体験料3,000円)など、合計11種類のワークショップを用意。博多織の絹糸や端切れを使ったアクセサリーや、来年の干支(えと)・辰(たつ)にちなんで竜をモチーフにした博多人形、小石原焼の茶わんや皿、八女提灯など、ワークショップに出店する作家の作品を販売する物販コーナーも設ける。ワークショップは、同館2階はかた伝統工芸館で整理券を購入し、1階講座室で開催する。
5日には「博多にわか五月会」による、福岡市指定無形民俗文化財である郷土芸能「博多にわか」の実演「博多にわか笑演」を行う。観覧無料。開催時間は13時30分~14時。
はかた伝統工芸館副館長の八田美穂子さんは「作家と一緒にものづくりを楽しめる体験や、作家のオリジナル作品を用意している。オンリーワンのものづくりを体験いただければ」と話す。
開催時間は9時30分~17時30分(入場は17時まで)。入場無料。ワークショップは10時~17時(5日は16時まで)。