西日本鉄道(福岡市博多区博多駅前3)が、富士フイルムイメージングシステムズ(東京都品川区)が提供するデジタルバス停システム「MORA FOR BUS STOP(モーラフォーバスストップ)」を導入した。先行して薬院駅前バス停の六本松方面は3月25日から運用している。西鉄バスにおける福岡都市圏へのデジタルバス停の導入は初めてという。
西鉄バス薬院駅前バス停(六本松方面)に設置されたデジタルバス停システム
「MORA FOR BUS STOP」はデジタルサイネージの画面に、時刻表やバス接近案内、路線図など利用者に必要な情報を組み合わせて表示する。当日の運行ダイヤを「本日の時刻表」として利用者が見やすい位置へ表示するほか、災害時の運行情報を速やかに発信するという。
導入目的は、情報発信の強化、画面レイアウトの工夫による視認性向上、従業員の業務負担軽減・作業効率化、ペーパーレスの実現。
西日本鉄道自動車事業本部営業部営業企画担当の松本ふらのさんは「地理に不慣れな方が、安心・快適にバスを利用してもらえるようにと導入を決めた。今回の導入をきっかけに、その他エリアへの拡大も検討したい。福岡の公共交通の発展や街づくりに寄与できれば」と話す。