作品展「色絵硝子(びいどろ)展」が現在、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)1階の匠(たくみ)ギャラリー1で開催されている。
「小さなガラス仲田工房」(春日市)のガラス工芸家・仲田朋子さんが主催する展示販売イベント。仲田さんの主な作品には、石こうで作った型に板ガラスを溶かし成型した後や成型中にガラス絵付けを施す。色を重ねる度に焼成するため、洗うことができ、食器としても使えるという。同展では、「夏の風物詩」をテーマに金魚やメダカ、ひまわりなどを描いたガラスの箸置きや、グラス、板飾りなど約200点を展示販売する。価格は、箸置き「キララ」=528円、同「紙風船」=858円、小鉢「ひまわり」=3,080円、グラス「めだか」=1,870円、板飾り「金魚」「花火」=3,850円、帯留め=2,530円など。板飾り「白蓮図」や丸みを帯びたミニグラス「うさぎ」などの新作も用意する。
2002(平成14)年から同ギャラリーで10回以上展示会を行う仲田さんは、5月にガラス工芸家として40周年を迎えた。ガラス工芸を始めた当初から、小さなガラス作品を中心に四季の草花や催事のイラストを描いている。仲田さんは「40年間変わらず、作品制作や展示会を行えることに感謝した1年だった」と振り返る。「ガラスは壊れやすいからこそ、物を大切に扱う心を育みたい。作品を通して、ガラスの懐かしさや温かみを感じてもらえたら」とも。
開催時間は10時~19時。入場無料。今月22日まで。