見る・遊ぶ 学ぶ・知る

福岡市美術館で「キース・へリング展」 日本初公開作品など150点展示

特別展「キース・へリング展 アートをストリートへ」の展示作品「『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット」1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

特別展「キース・へリング展 アートをストリートへ」の展示作品「『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット」1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

  • 8

  •  

 特別展「キース・へリング展 アートをストリートへ」が現在、福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)の特別展示室で開催されている。

会場の様子

[広告]

 キース・ヘリングさん(1958年~1990年)の作品展。へリングさんは1980年代初頭からニューヨークの地下鉄駅構内の広告板に貼られた黒い紙にチョークで絵を描き始め、「アートはみんなのために」の信念の下、社会へのメッセージをアートで訴え続けたという。31年間の生涯でアーティストとして活動した期間は10年程。同展では、幅6メートルに及ぶ大型作品をはじめ、活動初期の作品や絵画、彫刻のほか、晩年の作品や日本初公開作品など約150点を展示する。

 会場は、「公共のアート」「生と迷路」「ポップアートとカルチャー」「アート・アクティビズム」「アートはみんなのために」「現在から未来へ」の6章で構成する。

 「公共のアート」では地下鉄の音を流すなど地下鉄やストリートをイメージし、日本初公開の作品などを紹介する。

 「ポップアートとカルチャー」では舞台セットとして描かれた幅6メートルの作品「『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット」や、ミッキーマウスとアンディ・ウォーホルの融合体のキャラクターを描いた「アンディ・マウス」などを展示する。

 「現在から未来へ」ではヘリングさんが亡くなる年に再制作された17点の連作「ブループリント・ドローイング」や亡くなる年に制作された5枚組の版画作品「イコンズ」など晩年の作品を紹介する。

 来日した際の写真や映像も展示。ニューヨークの1号店に次ぐ2号店で現在はないヘリングさんオリジナルグッズの販売店「ポップショップ東京」(東京都)が取り扱っていたグッズも展示する。

 同展オリジナルグッズとして、ポストカード(220円)、缶バッジ(各660円)、「イコンズ」の刺しゅうがあしらわれたキャップ(4,180円)、「アンディ・マウス」などの絵柄のマグカップ(各1,980円)などを販売する。

 9月8日まで。

 同美術館の開館時間は9時30分~17時30分(金曜・土曜は20時、入館は閉館30分前まで)。月曜、8月13日休館(8月12日は開館)。観覧料は、一般=1,800円、高・大学生=1,200円、小・中学生=800円。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース