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福岡市博物館で「新収蔵品展」 甲冑や絵画、暮らしの道具など80点紹介

福岡市博物館「新収蔵品展」の会場の様子

福岡市博物館「新収蔵品展」の会場の様子

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 福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3)のコレクション展「第36回新収蔵品展 ふくおかの歴史とくらし」が現在、企画展示室で開催されている。

会場の様子

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 開館7年前の1983(昭和58)年から、考古、歴史、民俗、美術の各分野の資料を寄贈・寄託により収集している同館。同展は、同館の資料収集活動を広く市民に知ってもらうことを目的に、年1回開催するもの。36回目となる今回は2021年度の収集資料2548点から、福岡の歴史と暮らしに関わる約80点の資料を展示する。主に江戸時代から現代までの福岡の歴史、暮らしや祭りの道具、絵画など。

 会場は、4つのテーマに分け紹介する。「福岡の歴史と記録」では、福岡藩主の側近の小河家に伝来する江戸時代の甲冑(かっちゅう)などを、「近現代の福岡」では、中洲検番が発行した中洲の芸者の名前を一覧にしたパンフレット「昭和十三年十二月中線香順番」や、1951(昭和26)年11月に制定された福岡市立周船寺小学校の校歌の楽譜などを展示。「くらしとまつり」では、押し絵の一種である博多おきあげで作られた自画像、昭和時代に作られた「博多鋏(はさみ)」のあめ切りばさみなどを、「芸能と美術」では、博多出身のコメディアン小松政夫さんの芸に登場したパペット「しらけ鳥」、昭和時代に制作された中世博多の町並みを描いた絵画「博多古図絵」などを紹介する。

 同館学芸員の野島義敬さんは「展覧会を通して、福岡の歴史や人々の暮らしに関心を寄せてもらえれば」と話す。

 開催時間は9時30分~17時30分(入館は17時まで)。月曜休館。観覧料は、一般=200円、高大生=150円、中学生以下無料。12月22日まで。

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