福岡市は10月24日、釜山広域市と姉妹都市締結の調整中であることを発表した。姉妹都市締結により、様々な分野で交流を深めてきた福岡市と釜山広域市はさらなる市民への認知向上や交流の活発化を見込む。
今回の締結は福岡市と釜山広域市が1989年に行政交流都市を締結、民間団体間での姉妹提携なども行なわれ経済・文化・スポーツなどの面で交流を深めるなか、福岡市長が共同観光客誘致事業のために中国を訪れた際に釜山広域市長より提案があったもの。今後は釜山広域市の市議会での議決後に日程調整を行い、姉妹都市締結の調印へと進め、来年中にも締結する予定。
釜山広域市は韓国の東南端に位置し、人口は約370万人。経済規模では韓国・ソウル市に次ぐ第2の都市で、海水浴場で有名な海雲台(ヘウンデ)や広安里(カンアンリ)などもあり、釜山港は2005年に1,184万TEUの取扱高で世界5位となっている。また文化育成にも力を入れており「釜山国際映画祭」や「釜山国際アートフェスティバル」「釜山国際ロックフェスティバル」などを開催している。
現在、釜山広域市は上海、ロサンゼルス、下関、バルセロナなど17都市と姉妹都市締結している。