
本リリースはTapyrus Testnet(テストネットワーク)専用であり、開発者や企業の皆様にテスト・検証用途でご活用いただくことを想定しています。今後は、当社が提供する「Tapyrus API」をはじめとするプロダクション環境への対応を進め、実サービスでの活用を目指してまいります。
Tapyletは、Tapyrusブロックチェーンに対応したブラウザウォレット拡張機能です。Ethereumにおける「MetaMask」のように、ブラウザ上から簡単にTapyrusネットワークへアクセスし、デジタル資産の管理やトークンの発行を行うことができます。秘密鍵はユーザーのデバイス上にのみ保存されるノンカストディアル方式を採用し、セキュリティと利便性を両立しています。
主な機能
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ネイティブ通貨(TPC)の管理: 残高確認、送金・受取、QRコードによるアドレス共有
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カラードコイン(トークン)対応: Reissuable Token(再発行可能トークン)、Non-reissuable Token(再発行不可トークン)、NFT(非代替性トークン)の送受信・バーン(焼却)
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トークン発行機能: 3種類のトークンタイプに対応し、TIP20標準に準拠したメタデータ(名前、シンボル、説明、アイコン等)を設定可能。Token Registryへの登録情報出力にも対応
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セキュリティ: 12単語のリカバリーフレーズによるバックアップ、パスワードによる暗号化保護、秘密鍵のローカル保存
Tapyletは、当社が策定したTIP20(Tapyrus Improvement Proposal 20)標準に対応しています。TIP20は、Tapyrusのカラードコイントークンにメタデータを紐付けるための標準仕様であり、Pay to Contract(P2C)技術を活用してトークン発行時にメタデータへのコミットメントを行います。これにより、ウォレットやアプリケーション間で一貫したトークン情報の表示が可能になります。
また、発行したトークンのメタデータは、オープンなToken Registry(https://github.com/chaintope/tapyrus-token-registry)に登録することで、エコシステム全体で共有できます。
プロダクション環境への対応
現在はテストネット専用ですが、今後は当社が提供する「Tapyrus API」等のプロダクション環境に接続可能なバージョンの開発を予定しています。これにより、Tapyrus上で構築された実サービスにおいて、エンドユーザーがTapyletを通じてトークンの管理や認証を行えるようになります。
Sign in with Tapyrus
将来的な機能として、「Sign in with Tapyrus」の実装を予定しています。これは、Ethereumエコシステムで普及している「Sign-In with Ethereum(SIWE)」と同様のコンセプトで、ウォレットの秘密鍵を使用してWebサービスへの認証を行う仕組みです。
パスワード不要で、ブロックチェーンアドレスをそのままアイデンティティとして使用できるため、以下のようなユースケースが期待されます。
分散型アプリケーション(dApps)へのログイン
本人確認・資格証明との連携: マイナンバーカード(JPKI)やW3C Verifiable Credentialsと組み合わせた認証基盤
企業・組織内システムへのアクセス管理
Tapyletの公開により、Tapyrusブロックチェーンを活用した以下のようなユースケースの開発・検証が容易になります。
農産物や工業製品の産地・製造履歴をトークンとして記録し、消費者がブラウザから真正性を検証できるシステムの構築が可能です。当社が推進するトレーサビリティ実証との連携も視野に入れています。
【関連リンク】
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Tapyrus採用・サステナブル医療ウェア「sukui」が 世界的に権威あるデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2026」を受賞(2026.03.04)
https://www.chaintope.com/news/126872/-
【Tapyrus採用】ワーキングハセガワ社サステナブル医療ウェアブランド「sukui」が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞!(2025.12.15)
https://www.chaintope.com/news/126695/-
日本初、医療ウェアに デジタル製品パスポート(DPP)を実装(2025.07.16)
https://www.chaintope.com/news/126616/-
透明性・信頼性の高いサプライチェーン構築に向けてケミカルリサイクルを対象とした トレーサビリティシステムの実証試験を三菱ケミカル社と共同で実施(2024.11.01)
https://www.chaintope.com/news/126140/-
Chaintope、九州農産物通商が 「あまおう」の輸出トレーサビリティ実証に成功(2022.01.19)
https://www.chaintope.com/news/108431/
卒業証明書、資格証明書、行政文書などをNFTとして発行し、Tapyletで受け取り・提示することで、改ざん不可能な電子証明の仕組みを実現できます。飯塚市との行政文書電子交付実証事業や九州工業大学との履修証明書発行実証など、当社の取り組みとの親和性も高いユースケースです。
【関連リンク】
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ブロックチェーン技術を活用した行政文書の電子交付実証事業の成果を発表【福岡県飯塚市】(2022.12.19)
https://www.chaintope.com/news/115073/-
日本初、自治体での運用を想定したデジタルtoデジタルの社会実験を本格開始(2022.05.09)
https://www.chaintope.com/news/110475/-
九州工業大学の履修証明書電子発行に関する共同実証実験を開始(2021.10.01)
https://www.chaintope.com/news/106455/
会員権、チケット、限定コンテンツへのアクセス権などをNFTとして発行・配布し、ユーザーがウォレットで一元管理できる仕組みを構築できます。
【関連リンク】
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ブロックチェーン技術を用いたデジタル乗車券の実証実験を開始(2020.01.29)
https://www.chaintope.com/news/75797/
Tapyletを通じて、開発者はTapyrus上で動作するdApps(分散型アプリケーション)のプロトタイピングやテストを効率的に行うことができます。
【関連リンク】
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Tapyrusが採用された鹿島環境エンジニアリングの革新的トレーサビリティシステムが機能を強化(2026.01.14)
https://www.chaintope.com/news/126845/
Chrome Web Storeより無料でインストールいただけます。
Chrome Web Store: https://chromewebstore.google.com/detail/tapylet/fpoeppnajheilpoboemmkoamaemkjdfp
GitHub(ソースコード): https://github.com/chaintope/tapylet
利用規約: https://chaintope.github.io/tapylet/terms.html
プライバシーポリシー: https://chaintope.github.io/tapylet/privacy.html
※ 現在はテストネット専用です。テスト目的以外の利用、暗号資産の発行・取引を目的とした利用は利用規約により禁止しております。
Tapyrusは、当社が2019年に公開したパブリックブロックチェーンプロトコルです。Bitcoin Coreをベースに開発され、フェデレーション型の合意形成アルゴリズムにより、高速なトランザクション確定とガバナンスの両立を実現しています。カラードコイン(Colored Coin)機能を標準搭載し、NFTや各種トークンの発行が可能です。
2026年3月には最新版のTapyrus Core v0.7.1をリリースし、ビルドシステムのCMake移行、C++20サポート、GUIX決定性ビルドによるマルチプラットフォーム対応など、開発基盤の大幅な強化を行いました。
当社は2016年に福岡県飯塚市で創業したブロックチェーン専業企業です。Tapyrusブロックチェーンの開発・運営を中心に、トレーサビリティ、デジタル証明、環境価値の可視化など、社会課題の解決に向けたブロックチェーンソリューションを提供しています。
株式会社chaintope
所在地:福岡県飯塚市幸袋576-14 e-ZUKAトライバレーセンタ B211号室
ウェブサイト:
https://www.chaintope.com/
メール:info@chaintope.com
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