12月21日・22日・23日に博多座(福岡市博多区下川端町2)での公演を控える「博多座文楽公演」に出演する人間国宝の竹本住大夫さんが来福、10月10日、会見を行った。
同公演は今年で4回目となり、昨年は「仮名手本忠臣蔵」を上演した。今年は、昼の部(11時開演)は「仮名手本忠臣蔵」より、「八段目 道行旅路の嫁入」、「九段目 雪転しの段」「山科閑居の段」、「日高川入相花王」より「渡し場の段」を上演し、夜の部(16時開演)は、「心中天網島」より「北新地河庄の段」、「天網島時雨炬燵」より「天満紙屋内の段」、「勧進帳」を上演する。
「太夫」に竹本住大夫さん、竹本綱大夫さん、豊竹十九大夫さん、豊竹嶋大夫さん、豊竹咲大夫さん、「三味線」に鶴澤寛治さん、鶴澤清治さん、竹澤団七さん、「人形」に吉田簑助さん、吉田文雀さんらが出演。竹本住大夫さんは「日本の素晴らしい伝統芸能なので、若い人にも気軽に見に来て、馴染んでいってほしい」と話した。
また、同公演に先がけて、文楽の楽しさや魅力を広めようと、文楽の歴史、同公演の見どころや太夫・三味線・人形の解説、実演、体験もできる講座「文楽いろはレクチャー」も開講。11月29日に福岡市立那珂南小学校、翌30日に同市立舞鶴小学校で行う(一般参加は不可)ほか、一般向けに11月28日・29日にアクロス福岡(中央区天神1)円形ホールでも実施(入場料=1,000円)。
入場料はA席=6,800円、特B席=5,500円、B席=2,000円。チケットは10月27日より販売開始。