京都の劇団「ヨーロッパ企画」、警固のカフェで福岡初イベント

「二○加煎餅」の面を実際につけてアンケート結果を検証するヨーロッパ企画メンバーの諏訪さん(写真中央)、石田さん(同左)、永野さん(同右)

「二○加煎餅」の面を実際につけてアンケート結果を検証するヨーロッパ企画メンバーの諏訪さん(写真中央)、石田さん(同左)、永野さん(同右)

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 京都の劇団「ヨーロッパ企画」は12月2日、警固のカフェ「cafe Teco」(福岡市中央区警固1)で福岡初のイベント「午後のヨーロッパ企画」を開催した。

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 同イベントは11月30日・12月1日にイムズホール(中央区天神1)で行われた「火星の倉庫」の公演に合わせて行われたもので、東京・大阪に比べ公演数が少ない福岡で同劇団の活動を広く知ってもらおうと、過去の舞台作品やテレビ・ラジオでの活動を映像を交えながら紹介、役者もドリンクを片手に自ら司会進行役を務めるなど、会場は終始アットホームな雰囲気に包まれた。

 過去作品紹介のコーナーでは、役者自身が選ぶ舞台作品ベスト5を発表。見事1位には集合住宅の実地調査のため、行政が開発したソフトで住民の暮らしをのぞきながら解説を加え、ストーリーが進んでいくコメディー「Windows5000」が輝いた。同劇団のホームページのコンテンツ紹介では、役者が出演しているゲームを観客が体験するコーナーのほか、「福岡は美人が多い?」「二○加煎餅(にわかせんぺい)の面をつけると誰でも大胆になる?」など、福岡市民のデータを集めようとアンケートを実施、参加型のイベントに会場も終始笑い声であふれていた。

 同劇団は、同志社大学に通っていた上田誠さん、諏訪雅さん、永野宗典さんの3人が旗揚げ。学園祭での旗揚げ公演では初日動員数が4人だったとエピソードを明かし、東京・大阪・京都・福岡などを回るツアーを行う現在と比べて、成長を振り返り、懐かむ場面も。

 イベントに参加した22歳男性は「舞台で見た役者さんがカフェの入口で迎えてくれたり、すごく役者さんとの距離が近く感じられて面白かった。今後、福岡でもイベントを開催してほしい」と感想を話した。

 「福岡イムズ道’07」と題したブログを立上げるなど、福岡公演のプロモーション活動をしてきた、福岡の広報担当である同劇団の役者・永野宗典さんは「初日、会場が満員になっている様子が舞台から見えて感動した。来年も福岡に来たい。福岡のファンの皆さんが(舞台の感想など)気さくに話しかけてくれてうれしかった」と振り返った。

京都の劇団「ヨーロッパ企画」、役者がブログで福岡公演をPR(天神経済新聞)ヨーロッパ企画永野宗典の福岡イムズ道'07

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