博多の街全体を博物館に-ソラリアで「電柱歴史案内プロジェクト」紹介

ソラリアプラザ1階ゼファで「電柱歴史案内2,000年本プロジェクト」を紹介

ソラリアプラザ1階ゼファで「電柱歴史案内2,000年本プロジェクト」を紹介

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 「博多」の街全体がルーブル美術館よりも広い博物館だ――博多の歴史を広く知ってもらおうと任意団体「THE HAKATA REVIVAL PLAN(ハカタ・リバイバル・プラン)」が展開している「電柱歴史案内2,000年本プロジェクト」が福岡広告協会の2009年「CODO賞」を受賞した。現在、ソラリアプラザ1階ゼファ(福岡市中央区天神2)にブースを設け、プロジェクトを紹介している。

「CODO賞」贈賞式の様子

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 同プロジェクトは、旧博多部200ヘクタールの敷地にある電柱に、その場所の歴史を書いた「キャプション=看板」を掲げ、街全体を博物館にしようという試み。2,000本の電柱歴史案内を立てることを目標に活動している。

 「まちおこしを目的に始めたプロジェクトが広告業界にも評価され、うれしい」と同団体の立石武泰会長。会場では、見本の電柱を立てているほか、プロジェクトの概要を説明したパネルなどを展示している。

 「1592年 文禄元年10月晦日 太閤秀吉様 ご来店!純喫茶『神屋宗湛(かみやそうたん)邸(現・博多小学校)』」などと書いた看板付きの電柱は、昨年11月の設置開始から現在まで計5本を設置。「地域の方にも好評で、興味深く読んでくれている」と立石さん。「博多には、教科書よりも深い歴史がある」とも。

 設置にかかる費用は、初期コスト5万円、5年契約で6万5千円。費用が集まり次第、随時電柱を増やしていくという。今後は、海外からの観光客に向け、英語版の看板制作を検討しているという。

 ゼファでの展示は今月14日まで。営業時間は10時~20時。

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