沖縄が舞台の映画「真夏の夜の夢」中江裕司監督、沖縄料理店で会見

終始アットホームな雰囲気で行われた会見。「踊りましょうか」と中江裕司監督

終始アットホームな雰囲気で行われた会見。「踊りましょうか」と中江裕司監督

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 沖縄を舞台にした映画「真夏の夜の夢」の公開に先駆けて6月25日、沖縄料理店「がちまやぁ」(福岡市中央区渡辺通2)で監督を務めた中江裕司監督が会見を行った。

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 東京での恋に疲れ、キジムンと呼ばれる精霊が守ってきた故郷・世嘉冨(ゆがふ)島に帰ってきた主人公・ゆり子。幼いころ、キジムンのマジルーと唯一話ができる子どもだったゆり子はマジルーと再会するが、島に戻って早々、騒動に巻き込まれる。

 ゆり子役は、NHK大河ドラマ「風林火山」で由布姫を演じた柴本幸さん、キジムン・マジルーはオーディションで3,000人の中から選ばれた蔵下穂波さんが演じる。「ゆり子は、島の子どもの役なので、野生がないと演じられない。柴本さんには、野生や動物性を感じた」と中江監督。また、蔵下さんについては「とても不思議な女優。マジルーと一体化しているようだった。そのため演技する必要がないので、現場に脚本も持ってこなかった」という。

 撮影は、周囲約16キロの伊是名(いぜな)島で行われた。撮影中はとても幸せなエピソードがあったと中江監督。「(同作の)女性スタッフが2人、島の青年と恋に落ち、結婚して島に住んでいます」。「どうやら幸せになる作品。未婚の女性は期待して」とも。

 同作品は8月15日、シネ・リーブル博多駅で公開。

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