アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階の交流ギャラリーで7月10日・11日、農業イベント「女性発!未来につなぐ『食と農』」が開催されている。
同イベントは、冷蔵庫、炊飯器などの簡単な調理設備を同ギャラリーに先月導入したことから、食に関するイベントの初の実施のPRも兼ねて行うもので、福岡県が2007年より行っている食農教育活動の一環。
両日、農家の女性が集まって起業し、加工品などを販売する福岡県農村女性グループ連絡研究会に所属する約10グループが参加。女性の視点から制作した「博多あまおうのジャム」「玄米ご飯入り玄米パン」「手作りアイス」など農産物の展示・試食販売を行う。
農家の女性5人で出資し合い、起業した「ぶどう畑」(南区中尾2)の新開玉子さんは「利益よりも安全で体に良いものを優先する女性の視点で作った商品ばかり。今は農業ブームも起こっているが、体力が必要とされる農業。なかなか後継者が育っていないのが現実」と新開さん。「この機会に本当に良い商品を知って、日本の農業の将来につながれば」と期待を寄せる。
商品の販売のほか、食育についての講座や実演、食育クイズ、パネル展示、ビデオ上映なども行っている。
開催時間は10時~17時。入場無料。