九州限定オーディションでグランプリ、小堤亜里紗さんCDデビュー

シングル「未来へ」でCDデビューする小堤亜里紗さん

シングル「未来へ」でCDデビューする小堤亜里紗さん

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 今夏、FBS福岡放送(福岡市中央区清川2)と芸能プロダクション「研音」(東京都港区)、福岡の「音楽塾 ヴォイス」(中央区大手門2)の3社で行われた九州限定新人発掘オーディション「ヴォイスオーディション」でグランプリを獲得した福岡出身の小堤亜里紗さんが1月16日、シングルCD「未来へ」をリリースした。

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 同オーディションは13歳~22歳の男女を対象としたもので、今回で2回目の開催となる。1997年に「音楽塾 ヴォイス」を設立し、YUIさん、絢香さんなどを発掘・育成、プロデュースを手がけている西尾芳彦さんが「広い九州にも、隅々までチャンスがあるように」と始めた。

 グランプリ受賞者は、西尾さんのプロデュースでCDを制作、FBS福岡放送の番組テーマソングとして起用されるなどの特典付きということもあり、オーディションには約500人もの応募があったという。

 オーディションではボニーピンクの「Anything For You」を熱唱して、約500人の頂点を勝ち取った小堤さん。受賞の率直な感想を問うと「自信があったので、その思いが現実となっただけ」とクールな表情を見せつつも、それだけの練習量が比例した結果から、この自信が生まれたとの誇りを感じさせた。

 グランプリ獲得は本人よりも家族の方が喜んでいる様子で、「兄は私の名前をインターネットで検索しては、はしゃいでいます」とエピソードを笑顔で明かしたほか、「小学4・5年生のころ、歌手という夢を見つけた。音楽スクールに4年間通い続けたことを知っている友人は『やっとスタートラインに立てたね』と応援してくれている」とも。

 シングル「未来へ」は、「現状に満足できず、でもどうしようもなくて…と、もがきながらも前へ進もうとする思いが込められた曲。同世代の人が共感できる内容だと思います」と紹介。17歳である自身にも重なる点があると話す。

 「ヴォイス」の取締役でゼネラルマネージャーを務める松原嘉之さんは「歌の上手さはもちろん、独特の雰囲気が感じられる。CDのジャケット撮影時、カメラマンに言われた『宇宙人みたいだ』という言葉がぴったり。無機質な感じを受けるが、実は根性がある」と選考の理由を分析。「『宇宙人』なんですが、実は和食が大好きです(笑)。ご飯、味噌汁、明太子が好き」と小堤さん。「得意料理は?」との問いには「玉ねぎを切るのが苦手なので、作るのに1時間もかかってしまうオムライスです(笑)」と応える場面も。

 目標とする人は、「容姿、歌、ダンス…すべてが好き」という歌手の安室奈美恵さん。「日々、良い言葉や気になる言葉をメモしている。それを生かした作詞や作曲のほか、ダンス、バラードなど、いろんなジャンルに挑戦したい。メジャーデビュー後はレコード大賞で新人賞を取ります!」と目を輝かせた。

 シングル「未来へ」(525円)は、福岡市を中心とした約100店舗のCDショップなどで販売。

小堤亜里紗 公式サイト音楽塾 ヴォイスFBS福岡放送(小堤亜里紗さん紹介ページ)

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