イムズ(福岡市中央区天神1)地下2階に12月27日、現代風の移動茶室「浮庵(ふあん)」が登場した。
ヘリウムガスを詰めた風船に1平方メートルが11グラムしかない軽い布「スーパーオーガンザ」をかぶせたシンプルな作りの四畳半の茶室。2007年に静岡で開催された「世界お茶まつり」で建築家の隈研吾さんが発表した。隈さんは「『浮いた身体』という意識の状態を現出したかった」という。
希望者は自由に茶室に入ることができる。「茶室の中からの景色も幻想的」と企画を担当した三菱地所アルティアムの池澤さん。
来年1月3日は浮庵で新年茶会も実施。畳席は応募を締め切ったが、いす席は当日先着制。13時、15時15分より整理券を配布する。各回定員20人。
展示は10時~20時。入場無料。来年1月6日まで。