九州日仏学館で「都市」をテーマにエキシビジョン

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九州日仏学館(大名2、TEL 092-712-0904)は4月8日より、5階ギャラリーで鈴木淳さんの個展「としちゃん-身体としての都市の意識/無意識」を開催している。北九州市出身の鈴木敦さんは2001年に福岡県立美術館で個展を開き、2005年開催の横浜トリエンナーレのナカニワ映像プログラムにも参加したアーティストで、映像、写真、インスタレーション、パフォーマンスなど、手法にとらわれない創作活動を展開している。今回の個展は、同館から「都市」をテーマにした個展を開いて欲しいという要望に応えたもので、タイトルの「としちゃん」は、都市を人に見立てて「ちゃん」付けした呼び名だという。ギャラリー内の壁面には、チラシや雑誌に載っているモデルの顔を張り、都市で「すれちがう人」を演出し、都市のある風景を撮影したビデオを10作品を上映するほか、「無意識のうちに屈折しているもの」をイメージしたものを展示している。4月28日まで。入場無料。同館ギャラリーでは、福岡や地域に密着し「文化の拠点」として定期的にイベントを開催している。今回のエキシビジョンについて館長のドミニク・リュイリエさんは「現代アートはとっつきにくい印象があるが、鈴木さんの作品は『感じる』ことに重点を置いているので親しみやすい。ちょっと違った見方をしている作品に斬新さを感じオファーした」と話している。

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