福岡市動物園(福岡市中央区南公園)で5月31日、国内最高齢のマレーバクのオス・ジュリの誕生日会が開かれた。
誕生日ケーキを食べ終え、大好きなブラッシングをされて寝っ転がるジュリ
マレーバクを飼育しているのは、九州では同園(3頭)と長崎バイオパーク(4頭)。平均寿命が20代半ばといわれる中、ジュリは同日に30歳の誕生日を迎えた。国内では同園で飼育されていたタマオ(33歳)が最高齢記録となっている。
誕生日会では、マレーバクのガイドと飼育員手作りの誕生日ケーキが運ばれ、来園者の「おめでとう」の声とともにプレゼントされた。
パン、おから、リンゴ、ニンジン、ビワ、ぶどうでできたケーキは、30歳の節目ということで、昨年の1つから2つになった。ジュリはあっという間に食べた後、大好きなブラッシングをされ、ゴロンと横に寝っ転がっていた。
福岡県と山口県から同園に遊びに来たという20代の女性2人は「良いタイミングで来られてよかった、とてもかわいい。説明など聞いて余計好きになった」と笑顔を見せていた。
開園時間は9時~17時。入園料は、大人=600円、高校生=300円、中学生以下無料。