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西鉄で「養成運転士」制度第一期生が一人前のバス運転士へ

「養成運転士」採用の第一期生が研修を経て独り立ちへ

「養成運転士」採用の第一期生が研修を経て独り立ちへ

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 西日本鉄道が6月29日、バス運転士を育成する「養成自動車運転士」制度で採用した第一期生が間もなく一人前のバス運転士となることを発表した。

 同社では2015年4月から、バス乗務員不足の対策として高校卒業者を3年以上かけて運転士に育成する「養成自動車運転士」制度を進めている。

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 バスの運転に必要な大型第二種免許の現在の受験資格は21歳以上で、普通免許を取得し3年間以上の経験が必要。高校卒業してバス運転士になりたいと思っても他を探すとならないよう、同制度では入社から約3年間をバスセンターなどの非乗務職場で勤務。その後西鉄自動車学校に通い大型第二種免許を取得し、西鉄バス研修センターでの研修、バス営業所での教習を経て、運転士としてバスを運行する。これまで10人の採用を行い、今回第一期生1人が約3年間の研修を経て、今年8月に一人前のバス運転士として現場で働く予定。

 父親が西鉄バスの運転士という第一期生の藤野直紀さんは、入社から約3年間は天神高速バスセンターでチケット販売などの接客を行った。その後大型第二種免許を取得して西鉄バス研修センターで研修し現在、壱岐自動車営業所で運転士教育を受けている。

 藤野さんは「はじめはバスセンターでの接客も緊張した。バスの運転技術はどれも難しいが、研修では細かく教えてくれる。安全にお客さまをバス停に送り届ける、それが運転士の仕事だと思っている。教えてもらったこと、初心を忘れずにこれからやっていきたい」と意気込む。

 藤野さんの配属先の泉政仁所長は「順調に育っているので、今の気持ちを忘れないように頑張っていってほしい」と話す。

 同社では今後5年間で30人程度の養成運転士採用を目標としている。