九州朝日放送(KBC)(福岡市中央区長浜1)が1月6日、周年事業として「KBC60市町村情熱プロジェクト ふるさとWish」をスタートした。
今年ラジオ開局65周年、テレビ開局60周年を迎える同社。同プロジェクトでは、福岡の地域活性化を目的に、一つの自治体に1週間ずつスポットを当て、街の魅力や情報を発信する。同社の情報番組「アサデス。」やラジオ番組「PAO~N(パオ~ン)」など、テレビ・ラジオが一体となって取り組み、2020年3月までの1年3カ月で福岡県全ての60市町村を巡る。
同プロジェクトではテレビ・ラジオ合わせて25~40企画を展開する。各市町村のイベントや物産などを紹介するほか、「人口減少」や「観光客離れ」など各市町村が抱える課題解決のサポート、防災・減災の強化として「防災パートナーシップに関する協定」の締結や防災シンポジウムの開催などにも取り組む。
各市町村へは、テレビ取材用の大型キャラバンカーと、ラジオカー「ひまわり号」を約40年ぶりにリニューアルした「AitaCAR(アイタカー)」が走り、リポーター「AitaGIRL(アイタガール)」が情報を届ける。車体には、同社のテレビ・ラジオの出演者やリポーター、福岡の風景などが描かれ、デザインは福岡在住の中学生「モンドくん」が担当した。
初回となる1月6日~13日は、同社がラジオ放送を開始した久留米市にスポットを当てる。今後、福智町、糸島市、筑後市などを順に展開するという。
同プロジェクトの担当者は「KBCのいろいろなテレビ、ラジオ、ネット番組で魅力を発信し、60市町村が元気になれば」と意気込みを語る。